皆さんは普段の生活で「タッパー」は使っていますか?
作り置きした料理の保存などに重宝する、あのタッパーです。
今ではスーパーや100円ショップなどでも購入できて身近に感じられるタッパーですが、その生みの親はタッパーウェアというネットワークビジネス(MLM)の会社でした!
タッパーウェアの創業者は今から約80年以上も前にタッパーを開発しています。
そのアイデアもさることながら、我々の生活に当たり前のように使われているタッパーは革新的で活気的な製品になった、そのように表現しても大げさではないでしょう。
はたしてタッパーウェアとはどんな会社なのでしょうか?
ネットワークビジネス(MLM)の仕組みや現状は?
初心者がこれからチャレンジして成功できるのか、考察してみましょう。

タッパーウェアの会社概要

会社名 | タッパーウェアブランズ・ジャパン株式会社 Tupperware Brands Japan LTD. |
代表者 | 代表取締役社長 石井 恵三 |
事業所等所在地 | 本社: 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル 16F 代表電話:03-6635-8800 岡崎ディストリビューションセンター: 〒444-3695 愛知県岡崎市牧平町字岩田3-32 |
創立年月日 | 昭和38(1963)年4月27日 |
資本金 | 4億5千万円 |
事業内容 | プラスチック製保存容器の製造販売 プラスチック製調理容器の製造販売 各種調理器具、台所用品・家庭電化製品の販売 プラスチック保存容器・家庭電化製品の登録商標(594237) 健康食品・化粧品・洗剤の製造販売 |
タッパーウェアは1946年アメリカフロリダ州で設立後、1963年に日本へ進出しました。
世界№1企業のアムウェイが日本へ進出したのは1979年ですから、外資としてはいち早く日本へ進出したネットワークビジネス(MLM)の会社というのが窺えます。
2023年のネットワークビジネス(MLM)国内売上ランキングでは20位に位置しています。
じつはこのネットワークビジネス(MLM)売上ランキング、上位100位にはサプリメントや化粧品、下着、浄水器など美容や健康に関する製品を扱う会社で占められています。
そんな中、唯一タッパーウェアのみ主力製品が台所用品の会社としてランクインしています。
日本進出から間もなく60年を迎えますが、今現在もネットワークビジネス(MLM)業界で確かな地位を確立していることがわかりますね。
企業理念
タッパーウェアでは以下のような理念を掲げています。。
タッパーウェアをおつかいいただくことで、食品を腐らせてしまうとか同じ食材をまた買ってきてしまったなどの無駄な買い物も無くなりゴミを減らせますし、ラップフィルムなどを多用することもなくなるなど、家計にも環境にもやさしく暮らせます。
タッパーウェアブランズ・ジャパン公式サイトより引用
豊かなライフスタイルの提供、それがタッパーウェアの企業理念です。
また、タッパーウェアでは5つの基本のテーマを基に、お客様へ上質なライフスタイルを届けています。
- 健康-Healthy-色々な食材を上手に保存し、便利な調理器具を使って上手に調理します。バランスのとれた健康的な食生活を送ることができます。
- 安心の食卓-Comfort-安全性の高い製品を提供し、安心できる食生活をサポートします。みそや漬物等、季節の保存食も安心して作ることができます。
- 節約-Saving-まとめ買いや調理のコツを学んで、時間、お金、手間を節約しましょう。並べて重ねてすっきりと収納できるのでスペースの節約にもなります。
- 家族-Family-家族みんなで一緒に食事することは、会話が生まれ、家族の絆を強めます。健康を考えた、安心・安全な手づくり料理を通して、家族がひとつになれます。
- エコ-Eco life style-シール(フタ)があり何度も使用できるので、使い捨てラップフィルムなどが不要になります。上手に保存して、最後までしっかり使えるからゴミも減ります。
タッパーウェアの製品

先ほどからお伝えしているように、タッパーウェアではプラスチック保存容器のタッパーが主力の製品になります。
スーパーや100円ショップなどでも類似品が多く売られていますが、タッパーウェアのタッパーはそれらに比べて密閉性や耐久性、保存性に優れています。
実は「タッパー」という商品名はタッパーウェアの社が商標登録しています。
今ではプラスチック保存容器を総じてタッパーと呼んでいますが、厳密に言えばタッパーウェア社以外の製品はタッパーとは呼べないのです。
タッパーウェアの製品には全て「Tupperware」の刻印が入っており、他とは違う品質の高さ、「これがタッパーなんだよ」というのを強調しているようにも思えます。
タッパーウェアではタッパー以外にも豊富な製品を取り揃えており、以下のようなカテゴリーに区別されます。
- 台所用品、キッチン収納
- 調理器具
- サプリメント
- 化粧品
- ヘルスケア
- 洗濯用洗剤
- 家庭用品、大型収納
- 調味料
価格帯は100円単位のものから10万円を超えるものまであります。
タッパーは1個当たり数千円の製品が多く、セット販売では1万円を超える製品もあります。
他とは比較にならない品質とはいえ、100円ショップなどと比べるとやはり高めですね。
タッパーウェアの報酬プラン
タッパーウェアの報酬プランはステアステップになります。
ステアステップはいわゆる「代理店方式」です。
代理店方式とは、自社製品を会員価格で定価より安く購入し、他者へ定価で販売し、その差額で収益を得ます。
一般的な卸売業と同じような仕組みです。
ネットワークビジネス(MLM)の場合、売上げ実績などに応じタイトルを獲得することで、販売価格との差額が変動したりボーナスを獲得できるなど大きな報酬を見込むことができます。
シンプルな仕組みであるため初心者でも理解しやすい反面、タイトルの獲得や維持に厳しいノルマを設けている会社もよくあるようです。
※ステアステップについて詳しく考察した記事はこちらです。
タッパーウェアのビジネス
ビジネス登録、初期費用
タッパーウェアでネットワークビジネス(MLM)をスタートする場合、入会キットを購入して登録する必要があります。
入会キットの内訳は以下のようになっています。
10,000円~30,000円の入会キットいずれかを購入することでネットワークビジネス(MLM)をスタートできます。
資格の維持
タッパーウェアの公式サイトではネットワークビジネス(MLM)会員の資格維持について以下のように記載されています。
- メンバー資格は更新制です。入会月を1カ月目とし 1 年間 (12 カ月間)維持されます。
- 初回資格維持査定は、12ヵ月目の最終日に実施、それ以降、毎年実施されます。
- メンバー資格は、期間中の個人セールス(お客さまへの販売分および自己使用分の合算)が5万円以上 ( 成績対象セールス:QV) で維持されます。なお、初回資格維持査定には入会キット購入金額 (QV) が含まれます。
- 資格維持の基準に満たない場合、退会となりメンバー資格はなくなりますが、タッパーウェアブランズ公式オンラインストア(e-TUP(※注1))のプラチナ会員となります。
ネットワークビジネス(MLM)会員の資格を維持するためには1年間に50,000円の売上げが必要となります。
初年度の場合は入会キットの購入分が含まれるので、10,000円の入会キットを購入した場合は40,000円、30,000円に入会キットを購入した場合は20,000円の売上げ、次年度以降は一律50,000円の売上げを維持しなければなりません。
報酬の仕組み
入会キットを購入してビジネス会員へ登録した場合、タッパーウェアの製品を定価の15%オフで購入することができます。
割引価格で購入した製品を定価で販売した際の差額が自分の報酬となります。
この差額は売上げを伸ばし、タイトルを獲得するようで大きく変動していくようです。
また、タッパーウェアのネットワークビジネス(MLM)会員をリクルートできた場合も報酬が得られます。
報酬は登録者が購入した入会キットにより決定します。
10,000円の入会キット購入の場合は2,000円、30,000円の入会キット購入の場合は6,000円が報酬として支払われます。
タッパーウェアは副業ではなく本業、プロ向き?
テクニックやセンス、使える時間も必要?
タッパーウェアの公式サイトでは、ビジネスについて以下のように記載されていました。
メンバーの仕事内容は、タッパーウェアブランズの製品をご紹介して販売することです。
たとえば、とっておきのパン作りをSNSでシェアしたり、
ホームパーティーでご自身のアイデア料理を披露したり、
さまざまなシチューションで製品の使い方や活用アイデアなどを、実演(デモンストレーション)を通してご紹介してください。
きっと毎日新しい発見が得られるはずです。
また、代理店でのお料理教室やタッパーウェアパーティでは、季節のお料理、保存食の作り方、収納、節約、エコクッキング、健康、美容など、さまざまなテーマに合わせて、アイデアを紹介しています。
実際にタッパーウェアブランズ製品を手に取って、製品の特長とともに実用感をお試しいただけます。
タッパーウェアブランズ・ジャパン公式サイトより引用
この文章を読んだとき、SNSの活用やアイデア、デモンストレーションなどなんとなくテクニックやセンスが必要なのかな?という印象を受けました。
個人的にはこれらの事柄は全て苦手なジャンルです…
そしてゆくゆくはお料理教室やパーティーを行ったり
さらにはスタジオでの展示や販売、クッキングセミナーや勉強会の開催実績に応じて報酬がアップする仕組みになっているようです。
う~ん、ちょっと大変そうですね、普通に働きながら休みの日の活用だけでは時間が足らなそうです。
高品質がゆえの弱点?販売スキルが求められる
報酬の仕組みで触れたように、タッパーウェアのネットワークビジネス(MLM)は売上げとリクルートの実績が報酬に起因するため、直接的な販売や営業トークのスキルが求められるかと言えます。
タッパーは他社製品より優れているポイントが多数あるため多くの人に魅力を感じてもらえるかと思います。
しかし、価格は100円ショップの約10倍ほどであるため、いくら品質に優れていてもわざわざタッパーウェアの製品を買うか?となるとそうでもないようにも思えてきます。
また、耐久性に優れている、ということは同じ製品を何度も繰り返し買うことも考えにくいにかもしれません。(100円ショップの保存容器でも結構長持ちしますしね)
1年間に50,000円以上の売上げでビジネス会員の資格維持って、簡単そうに見えて実は意外と難しいのかな?という印象も抱いてしまいました。
まとめ
タッパーウェアは日本でのネットワークビジネス(MLM)事業を60年も継続している実績ある会社です。
日本国内において確かなマーケットを築いていると言えますが、裏を返せば新規マーケットの獲得、拡大が難しいと言えるのかもしれません。
実際にグーグルマップで「タッパーウェア」と検索すると、全国各地に代理店やスタジオが分布されているのが確認できます。
報酬プランや扱う製品など色んな観点含め、初心者にとっては少々ハードルが高い会社、ビジネスなのかもしれません。
品質は間違いないんだけど値段がな~もっと安ければみんな納得して買うのに!ビジネスにも取り組めるのに!
初心者がネットワークビジネス(MLM)をするうえでのポイントはここにあると教えられました。
「今使っているもののブレンドチェンジ」
これが初心者、普通の人へのキーワードのようです。
※初心者にとってのネットワークビジネス(MLM)のキーワードをもっと知りたい人は覗いてみてね!

口コミ集客時代は終焉?
ネットワークビジネス(MLM)業界においては長らく、人から人へ伝え歩く口コミ集客による組織拡大、構築が主流として行われてきました。
しかし、昨今はネットワークビジネス(MLM)の悪評は広まり、世間から冷たい視線を向けられることも多々
さらに、本業や家事育児に追われる現代人にとって、使える時間もお金も限れれている…
アポを取ったり。ABCのたびに交通費をかけて出かけたり(結果が伴わなければ気持ちもボロボロ…)
セミナーのたびにお金が取られたり…
従来の方法では、普通の人にとって、組織を拡大することはおろか、活動を続けていくことすら困難な時代になっているのかもしれません
世の中は流動的、だからこそ、求められるのは変化ではないでしょうか?
その時々、時代に適した方法へシフトチェンジする姿勢が必要なのかもしれませんね。
インターネット集客が唯一の成功手段
今や一人一台、スマホを所持している時代です。
わからないこと、興味のあることは、インターネットですぐ検索することができます。
インターネット集客が可能であれば、ネットワークビジネス(MLM)に興味のある人、気になっている人、収入を求めている人、可能性を感じている人のみが訪れ、集客をしていくことも!
インターネット集客が可能であれば、 在宅でいながら、24時間365日、人脈は無限に拡がり、組織拡大、構築していくことも!
私のような田舎暮らしの人にとっても、インターネット集客であれば無理なくネットワークビジネス(MLM)に取り組んでいけるでしょう。
ネットワークビジネス(MLM)が日本に訪れたのは約50年前の昭和です。
現代は令和の時代、昔とは何もかもが違います。
インターネットを活用した集客方法を身に付けることが現代の唯一の成功法です!
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でもみんなが違う製品を「タッパー」と呼んでいるのを容認?しているあたりタッパーウェアって器がデカいよね!