ネットワークビジネス(MLM)は各企業により取り入れている報酬プランに違いがあります。
各企業がいずれかの報酬プランをベースに独自のボーナスプランを構築し、ビジネス会員に還元しています。
また、各企業によりタイトルやボーナスを設定しています。
そのためベースとなる報酬プランは同じでも、得られる報酬や活動経費は各企業で異なりその種類は千差万別に存在する、と言っても過言ではないかと思います。
ネットワークビジネス(MLM)にチャレンジするにあたって、自分が登録しようとしている会社の報酬プランはどんなものなのかを知っておくことは非常に重要です。
どんな報酬プランかを知らずに飛び込んでしまっては、知らず知らずのうちに自分も周りの人間も巻き込んで損害を与えてしまう可能性もあります。
今回はベースとなる報酬プランのうち、ステアステップについてどんな報酬プランなのか解説していきたいと思います。
もしこれからチャレンジしようとしている会社がステアステップによる報酬プランを取り入れているのなら、参考にしていただけたら幸いに思います。

ステアステップはシンプルなプラン
ステアステップは「代理店方式」という仕組みです。
代理店方式とは、自社製品を会員価格で定価より安く購入し、他者へ定価で販売し、その差額で収益を得ます。
製品を仕入れ価格で卸し、販売価格で売る
ごく一般的な卸売業と同じ仕組みですね。
シンプルでわかりやすく、初心者でも理解しやすく取り組めるプランであるかと思います。
※同じくネットワークビジネス(MLM)の報酬プラン「ブレイクアウェイ」というプランも代理店方式を採用していますが、ステアステップとは大きな違いがあります。
ブレイクアウェイについては、こちらを参考にしてみてください。
自分で仕入れ売る
これだけでは一般の商売と変わらないのでは?と感じるかと思いますが、ネットワークビジネス(MLM)ではこれだけではありません。
ネットワークビジネス(MLM)における代理店方式では、まず自分自身で周りの人へ自社製品を紹介して顧客を獲得していきます。
さらに、代理店登録をしてくれる人を勧誘するネットワークビジネス(MLM)の活動も行います。
自分の紹介で新たに代理店として登録した人を組織下に配置し、ともにビジネス活動をしていきます。
自分の下で代理店登録をしてくれた会員が製品を売ったり、新たに代理店登録者を勧誘していきます。
こうして組織を拡大していき、組織の会員が出した売上げ応じた差額が自分自身にも報酬として発生します。

図で表すとこのようになります。
例えば、自分の直下にいるダウンの売上の10%が報酬として、さらにそのダウンが勧誘したメンバー(自分から見ると2段目のダウンになります)の売上からは20%が、
というように報酬が発生します。
自分の直接紹介での登録者を増やすことで報酬に繋がるラインも増えていき、その人たちを育成していくことで縦にも横にも深く組織を伸ばすことができます。
また、自分のタイトルが上がると得られる報酬も増えていくので、組織が大きくなればなるほど報酬も増えていきます。
代理店登録をして同じように商品を売ってくれる人を増やし、タイトルを獲得することで報酬が増えていきますので、仕入れ価格との差額のみで収益を得る卸売業とは大きな違いがありますね。
通常の卸し流通では二次問屋や三次問屋が一次問屋になることはありませんが、ネットワークビジネス(MLM)の場合ですとタイトル獲得によって上位問屋になることもできる。
そこがネットワークビジネス(MLM)の魅力でもありますね。
注意点としては、ダウンが成長して自分と同じタイトルを獲得した場合は、そのダウンからの報酬は発生しません。
ステアステップはどんな会社が取り入れている?
ステアステップを報酬プランとして取り入れている会社をいくつか紹介します。
- 三基商事
- ノエビア
- シャルレ
- 日本タッパーウェア
- ジャパンライフ
- ベルセレージュ
- 高陽社
- 日建総本社
- ロイヤル化粧品
- ザ マイラ
- サミットインターナショナル
- シナリー
- アイビー化粧品
中井貴一さんの「ミキプルーン」で有名なあの三基商事もステアステップを取り入れているんですね。(ネットワークビジネスを勉強して、ミキプルーンの会社がネットワークビジネス(MLM)として事業展開していることを知ったときは本当に驚きました😲😲)
こうして見ると、日本で長く続いていて安定している会社が多いですね。
ネットワークビジネス(MLM)の売上ランキングでも、常に上位にランクインしている会社がほとんどです。
代理店方式という仕組みは、ネットワークビジネス(MLM)においても基本的な仕組みとなります。
今よりもネットワークビジネス(MLM)がまだ珍しかった時代から、基盤を築きあげてきたことが窺えるようです。
ステアステップのメリット
組織が拡大すれば大きな報酬が期待できる
ネットワークビジネス(MLM)は多くの人が参入することで報酬に繋がります。
多くの人が集まれば集まるほど、大きな報酬も期待できます。
どこの会社もどんな報酬プランであろうとそこは同じですよね。
ステアステップの場合は自分の売上げだけでなく、組織の売上げが分配されるところが普通の卸売業とは違います。
さらに、タイトルを獲得することで分配される還元率も上がっていきます。
ステアステップの報酬プランでトップリーダーとなった人たちの中には月7桁、年収1千万円を超えていることも珍しくないのだとか!
沢山の人数を投入して組織を拡大、維持していけば、普通のサラリーマンとは比べものにならない報酬が期待できます。
報酬プランがシンプル、素人でもわかりやすい
ステアステップは商品を仕入れ販売価格で売る、非常にわかりやすい仕組みです。
通常の商売と似ているため、誰もが理解しやすい仕組みかと思います。
わかりやすい、ということは初めての人でもすぐ理解できますし、新規会員を勧誘する際にも説明がやりやすいというメリットがあります。
また、ネットワークビジネス(MLM)にはバイナリーという報酬プランもあります。
バイナリーは組織構築する際に、新規会員をどのポジションに置くかで報酬が変わるなど、理解するのに難儀してしまうことがあります。
※バイナリーに関してはこちらを参考にしてください。
ステアステップは、ダウンの売上が自分のタイトルに応じて報酬として支払われるということで非常にシンプルです。
安心して取り組めるかと思います。
長く続いている、安定した会社が多い
先ほども述べましたが、長く安定している会社がステアステップの報酬プランを適用している傾向にあります。
ネットワークビジネス(MLM)業界では一年間に数百と新しい会社が立ち上がるそうなのですが、そのなかで生き残る会社はほんの数%と言われています。
5年、10年と続く会社となるとさらに絞られ、限られた会社のみが生き残っていくようです。
日本はその傾向が特に顕著です。
せっかくネットワークビジネス(MLM)へチャレンジしても、会社が潰れてしまっては本末転倒です。
長く安定している会社というのは、ネットワークビジネス(MLM)の活動をスタートさせるうえで一つのポイントになるといえますね。
ステアステップのデメリット
タイトルの獲得、維持のノルマがキツイ
ステアステップは大きな報酬が期待できるプランですが、実はタイトル獲得のために厳しい条件を設けている会社が多いです。
そのため、大きな報酬を得るまでに時間がかかってしまう傾向にあることは念頭に入れておかなければなりません。
また、獲得したタイトルを維持するためのノルマが設けられている会社も多く、その条件もまた厳しいものがあります。
タイトル獲得や維持が厳しいと以下のようなことが懸念されます。
無理な買い込みの発生するリスク
タイトル獲得、維持のためには売上が必須となります。
特に、獲得したタイトルは誰もが手離したくないはずであり、タイトルを維持するために必死になります。
タイトル維持のための売上げを満たしていない場合、降格してしまうこともあります。
タイトルを守るためには売上げを出し続ける必要があります。
そのために必要以上の製品を買い込むこともよくあるそうです。
それならまだしも、自分だけでは難しくなるとダウンにも買い込みを強要するといったトラブルが起きる、そんな話もよくあるようです。
ダウンに無理な買い込みを強要するようなグループで、どれだけの人がビジネス活動を続けられるでしょうか?
厳しいノルマは必然的に、組織の維持も難しくなることに繋がっているのかもしれません。
副業としてでは時間もお金も足りない
大きな報酬を得るにはタイトルを獲得する必要がありますが、そこにたどり着くまでにも厳しいノルマをクリアし続ける必要があります。
それは自分だけではなく、育てたダウンもノルマを維持し、その下の組織を育成していかなければなりません。
本業をしながら、若しくは家事や子育てをしながら少ない時間を活用して、ここまでの活動をこなせるでしょうか?
ステアステップで稼ぐには、「プロ」としての意識や生活様式を持って取り組まなければならないかもしれません。
副業として少しでも~くらいの気持ちではちょっと難しいのかもしれません。
同じタイトルを獲得したダウンからは報酬が発生しない
ステアステップの場合、自分が育てたダウンが自分と同じタイトルを獲得すると、そのラインからの報酬が発生しなくなります。
自分と同じタイトルを獲得したダウンのラインですから、自分自身の報酬全体の割合からすると多くを占めている可能性がありますよね。
そのラインからの報酬が止まるわけですから、結構な減額になってくるかと想像できます。
止まってしまった報酬を補填するためには、また新たに会員を勧誘し、育成しなければなりません。
故に、ステアステップの場合は常に新規会員を勧誘し、育て続けなければなりません。
※このステアステップのデメリットを解消するための手段として、ブレイクアウェイの報酬プランを組み合わせて展開する会社が多くなっています。しかし、ブレイクアウェイにおいても、ダウンを勧誘、育成し続けなければならない点はあまり変わっていません。
知られている老舗企業で成功を収める難しさ
メリットの項目でも触れましたが、ステアステップを取り入れている会社はいずれも数十年と続いている、長く安定している会社が多いです。
ネットワークビジネス(MLM)において安定している会社というのは信用性に優れていますが、これからビジネスを始める人にとっては難しさにもなるのです。
三基商事、ノエビアといった老舗企業は今の時代とは違い、ネットワークビジネス(MLM)が物珍しかったころに立ち上げ、一気に会員を増やして会社を大きくしました。
その時代にネットワークビジネス(MLM)へ参入し組織を拡大していった人たちだからこそ、大きな成功を収めることができたと考えられます。
昔と今の時代とでは状況が全く違います。
会社数は数百倍にも増え、真新しい商材も次々と生み出されています。
ネットで検索すればネットワークビジネス(MLM)の悪評がいくらでもヒットします。
報酬プランや展開方法など、各企業独自のカラーで魅了して仕掛けます。
既に組織を作り上げている人にとっては、長く続いている会社に籍を置くことは何の心配もないでしょう。
しかし、これから始めようとしている人にとっては全くの別物です。
多くのライバル、新興勢力、世間のイメージと闘いながら組織を拡大していくことは容易なことではないのかもしれません。
ステアステップは時代に適していない?
シンプルな仕組みでわかりやすいのがステアステップの報酬プランです。
長く安定している会社が取り入れていることが多いですが、これからビジネス活動を始める人にとっては少し難しいように思えます。
また、同じ代理店方式でも、ステアステップのデメリットを補うためにブレイクアウェイの報酬プランを組み合わせている会社が多く見られます。
次々と新興勢力が仕掛けを打っていくような群雄割拠の現代のネットワークビジネス(MLM)業界において、ステアステップの報酬プランは時代とマッチしていないのかな?という印象も受けます。
とはいえ、王道は強いです。
長く続いている会社ということは、確かな実力があるということもまた事実です。
そのような環境でみっちりと実力をつければ成功を収めることもできるでしょう。
ネットワークビジネス(MLM)には、会社、製品、報酬プランなど、プロ向けのものもあれば初心者に適しているものもあります。
これからネットワークビジネス(MLM)の活動を始めようとしている場合、総合的な観点から考察して決断することが大切なポイントであると言えそうですね。
- ステアステップの報酬プランは主に老舗企業が取り入れている
- 製品を卸売価格で仕入れ、定価で販売した差額で収益を得る代理店方式
- ダウンの売上からも報酬が発生し、タイトルが上がると報酬も上がる
- タイトル獲得や維持の条件が厳しい傾向にある
- 自分と同じタイトルを獲得したダウンラインからは報酬が止まる

口コミ集客時代は終焉?
ネットワークビジネス(MLM)業界においては長らく、人から人へ伝え歩く口コミ集客による組織拡大、構築が主流として行われてきました。
しかし、昨今はネットワークビジネス(MLM)の悪評は広まり、世間から冷たい視線を向けられることも多々
さらに、本業や家事育児に追われる現代人にとって、使える時間もお金も限れれている…
アポを取ったり。ABCのたびに交通費をかけて出かけたり(結果が伴わなければ気持ちもボロボロ…)
セミナーのたびにお金が取られたり…
従来の方法では、普通の人にとって、組織を拡大することはおろか、活動を続けていくことすら困難な時代になっているのかもしれません
世の中は流動的、だからこそ、求められるのは変化ではないでしょうか?
その時々、時代に適した方法へシフトチェンジする姿勢が必要なのかもしれませんね。
インターネット集客が唯一の成功手段
今や一人一台、スマホを所持している時代です。
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私のような田舎暮らしの人にとっても、インターネット集客であれば無理なくネットワークビジネス(MLM)に取り組んでいけるでしょう。
ネットワークビジネス(MLM)が日本に訪れたのは約50年前の昭和です。
現代は令和の時代、昔とは何もかもが違います。
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