2018年、副業を認める働き方改革関連法が施行され、従業員が副業を始めやすくなるようになりました。
また、2020年には新型コロナウイルス感染症の影響によってリモートワークの普及が進み、副業をすることがより身近なものになりました。
企業も、従業員が副業をしやすい環境づくりを進めています。
例えば、副業を認める制度の整備や、副業に適した勤務形態の提供、副業に関するアドバイスや支援などが挙げられます。
一方で、副業をするための情報が不足している人も多くいます。
そのため、国や自治体が副業に関する情報提供や支援を行うことで、より多くの人が副業をすることができるようになると考えられます。
今後も働き方の多様化が進む中で、副業をすることが当たり前の選択肢として認知され、より多くの人が自分に合った副業を見つけることができるよう、さらなる取り組みが推進されるものと思われます。
この記事では、副業のメリットや、副業を始めるうえでの注意点について紹介していきます。
【副業のメリット】
収入の増加
副業をしている、もしくは副業を始めようと考えている人の大半はここが目的であるかと思います。
副業を始めることで本業以外の収入源を作り、総収入を増やすことができます。
本業とは別に得られる収入は、生活費の補填にもなりますし、趣味に充てたり家族サービスや旅行など幅広く活用できますよね。
将来的な貯蓄を増やすこともできるため、老後の生活や子供の学費などに備えることができます。
スキルの習得
副業には、新しいスキルを習得する機会があります。
例えば、フリーランスとして仕事をする場合、自己管理能力や営業スキル、コミュニケーション能力などが必要になりますし、副業を始めることで新しい分野の知識を習得することもできます。
副業の経験で身に付けた知識やスキルは実生活に活用できる機会もあるかと思いますし、本業にも生かされるかもしれないですよね。
自己実現
自分が興味を持っていることや得意なことを副業として行うことで、自己実現を達成することができる可能性があります。
自分の得意分野や好きなこと、熱中していることを副業に行かせた場合、本業とは比べものにならない充実感や達成感を得られそうですね。
社会貢献
例えば、ボランティア活動を副業として行うことで、社会に貢献することができますし、地域のイベントに参加して地域活性化に貢献することもできます。
このような社会貢献を通じて、新たな出会いや人脈につながり、自分自身の視野や価値観にいい影響がもたらされることになるでしょう。
【副業の種類】
副業の種類についていくつか紹介したいと思います。
在宅ワーク
在宅ワークはその名のとおり、自宅にいて仕事や副業をすることです。
パソコンやスマホでできるものやネット環境があれば可能な副業であれば、自宅だけでなくカフェなどの外出先で仕事をすることもできますね。
近年では新型コロナウイルスの流行により、在宅ワークという働き方が一般的なものとなりました。
副業の選択においても、在宅で完結できるものを候補に入れている人も多いのではないでしょうか。
クリエイティブ系
副業としてクリエイティブな仕事をすることもできます。
例えば、写真家やイラストレーター、デザイナーなどが代表的なクリエイティブ系の副業です。
フリーランス
フリーランスとは、企業や個人から仕事を受注し、報酬を得ることを目的に仕事をする人のことです。
デザイナーやでライター、プログラマーなどフリーランスとして活躍している人も多いかと思います。
転売
転売とは、安く仕入れた商品を高く売ることで利益を得ることです。
例えば、オークションでの転売や海外サイトからの輸入転売などがあります。
近年ではオークションサイトで買い物をする人も多いため、副業の手段として転売を考える人も少なくないかと思われます。
しかし、新型コロナウイルスが流行し始めた頃の日本国内では、マスクを買い占め実価格よりも高価な金額で転売する、といったこともありました。
転売をする人だけには限りませんが、社会の一員としての最低限のモラルは持ち合わせていなけければなりませんよね。
アフィリエイト
アフィリエイトとは、自分のブログやSNSで商品やサービスを紹介し、その紹介で得た報酬を得ることです。
Amazonや楽天などであればアフィリエイトプログラムを利用することで利益を得ることできます。
アフィリエイトも在宅ワークの一つであり、パソコンやスマホで完結できる副業です。
SNS上ではアフィリエイターが多数いるため、副業として選択する人も多いようです。
ネットワークビジネス（MLM）
副業の手段としてネットワークビジネス（MLM）を選択する人もいます。
ネットワークビジネス（MLM）で成功を収めると継続的な収入を得られる場合もあります。
しかし、場合によっては大きな損害を被ってしまったり人間関係が崩れることもあるようですし、会社やグループの方針によっては業務停止命令の行政処分が下されることもあります。
ネットワークビジネス（MLM）を副業として選択する場合、会社及びグループの方針や展開方法などをよく見定め、自分に適しているかを判断する必要があります。
その他
上記で紹介した副業はどれも在宅でできるものです。
その限りでなく、幅広く副業としてとらえるならば、コンビニのアルバイトや飲食店などの接客、といったことも考えられるかと思います。
これらに関しては、本業との時間の兼ね合いを上手くできる人であれば可能かもしれませんね…あとは体力や家族間との相談などなど。
【副業をする上での注意点】
副業をする上での注意すべき点をいくつか紹介します。
会社の規定に従って
職種や会社の規定によっては副業を禁止としている場合があります。
副業を始めようとした場合、まずは会社の規定等を確認してから始める必要があります。
納税の申告
副業で得た収入は、所得税や消費税などの税金がかかります。
正しい申告を行い、納税義務を納めましょう。
健康管理
これまでの生活に副業が加わることになるため、生活習慣の変化により体調へ影響をきたす場合もあります。
健康管理に気を配り、バランスの取れた生活を心がけて副業をこなすのが大切になってきます。
本業とのバランス
本業があってこその副業です。
副業で収入が安定したり充実感を得られた場合でも、本業を疎かにしてしまっては本末転倒です。
本業に影響を与えないように注意する必要があります。
時間管理
副業を始めようと検討した場合、最も重要となるのが時間の問題ではないでしょうか。
自分の一日や1週間のスケジュールのうち、どれだけの時間を副業に割けるのか。
本業をしながら、家事や育児をしながら、または家族の介護をしながら
現代の日本人は忙しい人ばかりです、空いている時間は限られてきます。
一日のスキマ時間や休日の自由時間など、限られた時間内で完結できる副業を選択するのが重要なポイントとなります。
まとめ～副業の選択は自分に適したものを！
- 副業をすることで収入やスキルアップなどが期待できる
- 多種多様な副業があるため、自分に適した副業を選ぶのが大切
- 副業を始める際、会社の規定等や納税義務の確認を怠らない
- 副業という生活習慣が加わるため、時間や体調、本業との兼ね合いなどバランスよく取り組むことが重要
副業について、少しだけですが触れてみました。
副業を認める働き方改革関連法が施行されたこと、さらには先行きが見えない国内及び世界情勢となっており、いつ何があってもおかしくない状況です。
本業以外の収入源を検討する人は増加傾向にあり、副業の注目度は年々高まっています。
副業を始めるにあたっていくつかの注意点がありましたが、そのなかでも時間の管理については特に気を配らなければなりません。
副業に力を入れ過ぎてしまうと、自分自身の体調や本業に影響がでたり、家族との時間を犠牲にしてしまう可能性もあります。
副業を始める際には自分自身の生活習慣等とよく相談し、無理なくバランスよく取り組める副業を選択することが一番重要なポイントとなってきます。
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